目立ちつつ伝わるブースを作る
展示会で成果を出すためには、出展前の準備で勝負が決まります。
最初に行うべきは、どのような展示ブースにするのかを具体的にイメージし、来場者に伝えたい内容を絞り込むことです。
商品を並べたり装飾を増やしたりすると目立ちますが、要素が多すぎると視線が散り、結局何の会社か分からなくなります。
結果として興味を持たれず、通り過ぎられる可能性が高まるため注意してください。
そこで、企業名・主力商品・強みが一目で分かる構成を優先し、色や文字量も整理して「見ただけで理解できる」ブースを目指しましょう。
次に、展示会の目標を数値で決めます。
名刺交換数、資料配布数、デモ体験数、商談化数などを設定すると、当日の声掛けや説明の優先順位が明確になります。
ブースに来てくれた人には、口頭説明だけで終わらせず、持ち帰れる資料を必ず渡してください。
短時間の会話では伝えきれない情報を補えますし、帰社後や帰宅後に見返してもらえるため、次の問い合わせにつながりやすくなります。
資料は不足しない部数を用意し、想定来場者数に余裕を持たせて印刷しましょう。
さらに、スタッフの見せ方も重要です。
服装を揃えると一体感が出て、来場者が誰に声を掛ければよいか迷いません。
ジャンパーやTシャツなど一部の統一でも十分です。
加えて、話を聞いてくれた人にノベルティを渡すと、企業の印象を残しやすくなります。
実用性が高いもの、商品に関連するもの、サンプルなど「もらって嬉しい」内容を選びましょう。
最後に、出展情報は事前にSNSで告知し、日時・会場・ブース位置・目印を具体的に伝えて来場動機を作ることが大切です。
